今回はよりミドル・シニア世代を意識したサロン環境作りについて書かせて頂こうと思います。
もちろん個人差はあるかと思いますが若い世代とは違う感覚や体感などについてですね。
これは私自身もミドル世代となって実経験からもより感じることなので若いスタッフでは気付き難いことかもしれません。
ネイルの技術やサービスに直接関係することではないですが、お客様により快適に過ごしていただくには重要なことだと思っています。
更年期を迎える頃から血流が悪くなり、より冷えを感じる方が増えます。
ネイリストは仕事モードで動いていますが、お客様はじっと座っているので特に足元は寒さを感じやすいところだと思います。
逆に、ホットフラッシュのように暑がる方もいらっしゃいます。
「部屋の温度はどうですか?」
「寒くないですか?」などの声がけをして確認するといいですね。
視覚も加齢によって衰えを感じるところです。
特にネイルサロンではデザインや色を選んでいただくので、見え易さは大切です。
視力の悪さとは別に明るさによって見え易さが違ってきます。
暗いと見え難いです。
メニューや説明文などの文字は少し大きめにすると読みやすいですよね。
細かい文字はそれだけで抵抗を感じる方が多いようです。
色使いなども読み易さに影響します。
センスやおしゃれ感と読み易さのバランスが大事かもしれませんね。
私の経験では、視野の範囲も違いがあるように感じます。
意識の範囲かもしれませんが。
以上、今回は3つの点について、主に身体的な加齢による違いを書かせていただきましたが、他にも世代による違いを意識することはあります。
当然、個人の違いもありますが、過ごしてきた時代が違うので今の価値観や流行との違いもあります。
これはあくまでも私個人的な考えですが、その違いを上手く受け入れて、さらに今の時代と混ぜ合わせた提案や対応が出来たらより満足していただけるのではないかと思います。
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